今のワタシあれからこれから

いつもありがとうございます！
はぴねす♡カウンセラー
チャンスの神様
KAIROS-KIYOMI　こと
岡田　清美です

「11月の運勢」をお休みしてしまって、
申し訳ありませんでした。
楽しみにされていた方、本当にごめんなさいです。

昨年の交通事故から一年経過しました。

もう動かない左手の指と、
どうこれからの人生を歩んでいこうかなぁと思っていたある日、
主治医の先生から突然の手術の提案。

手術をしても良くならないと言われていたのですが、
それでも少ない可能性にかけてくれた、
主治医の先生の言葉を信じて手術を受けました。
今は入院治療をしながら、現在リハビリを頑張っています。
間も無く退院の予定です。

お陰様でホスピタリティの高い病院にいるので、
ストレスなく、入院生活を過ごしています。

ホスピタリティも高さは、
施設の構造だけではなく、
やはり細やかな気配り、
マンパワーの凄さです。
入院しながら勉強になるなぁと思っています。

とは言えど、
この病院は回転が早い病院なので、
毎日、同室の方が入退院を繰り返しています。

そんな中、同室の方の娘さんが、
食事介助に来られていました。

その方が食べ終わると、
「あんたもお腹空いてるんちゃうの？何か食べてよ」と労いの言葉が。
この方は普段でも、自分からお話しする事はあまりありません。

自分がしてくれてうれしい事は、
本当にうれしいのです。反応するのです。

それを聞いただけで、
涙が止まらなくなりました。

優しい母の心。

私の亡き母は入院生活も長く、
環境の変化に弱い為、
すぐにせん妄(幻覚や幻聴による混乱症状)が出やすく、施設にショートステイで預けていても、毎日の見舞いが欠かせませんでした。
症状が軽快したところで、こちらが早めの退院を先生にお願いするくらいでした。
家に戻ると安心するのか、しばらくすると元に戻るのです。
その繰り返しでした。

特に食事の時は機嫌も悪く、
透析もしている為、食べられるもの、飲みたい水分も制限があり、「お母さんそれダメ！」と、親子の闘いでした。
せん妄が酷い時は、
『出ていけ！』と看護婦さんの前で、罵声を浴び、病室から出る事もしばしば…

それが本人にも辛かった。

でも少しでも長生きして欲しくて…

母の欲求をどうにか緩和出来ないか、
ストレスを溜めないように、
工夫する毎日。

考えてみれば、長生きをすることが母にはストレスだったのです。

でもいつかは命綱の透析も、
出来なくなる日が来るかもしれない。
その時は思う存分、
好きなもの、好きな水分を、好きなだけ摂らせてあげよう。
そう思っていました。

でも最期はそれも叶わず、
重湯ぐらいしか口に出来ずに天国へ旅立った母。

最期の時間が迫っていた時、
もう血圧も測れないほどの状態で、
母は「ごめんね…」と言葉を残しました。

辛い闘病生活だったのに関わらず、
最期は私に謝る母。

まだ歩行が可能だった闘病の初期の頃は、
見舞いから帰る私を、
病院の玄関から私の姿が見えなくなるまで、
見送ってくれました。

その優しい気持ちの母の心を知っていたから、
何を言われても、頑張り抜けたんだと思います。

今、まさに介護を頑張っている人。
そして大事な人をお見送りされた人。
介護や福祉、医療の過酷な現場で頑張っている人。